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シグマ建設株式会社

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木造軸組ラーメン構造

シグマのブログをご覧の皆様

 

お久しぶりです、河辺です。

私は最近、お肌トラブル(大人ニキビ)で病院に通っているのですが

その顔をみた取締役工事部長に「三つ目小僧」と命名されました…

 

そんなことはどうでもよいのですが、現在シグマは構造で新たなチャレンジをしています。

建築家の河内先生(KOCHI ARCHITECT'S STUDIO)と構造設計の大内先生(エスフォルム) と

木造アパートを建設しているのですが、そこで木造軸組ラーメン構造にチャレンジしています。

 

ラーメン構造とは部材と部材の接合部を剛接合とする構造方式なのですが

木造ではめずらしく、RC(鉄筋コンクリート造)に採用されることが一般的です。

 

実験風景の写真とともに工法をご紹介させて頂きます。

①まずは柱部材と梁部材を組み立てます。

仕掛けを作らず突き付けになっています。

②鉄筋を柱から梁に挿入していきます。

③梁の仕口にコーキングを施し両引きの羽子板で密着させ、硬化剤を充填できるように加工した栓を取付ます。

④2液エポキシ系の硬化剤を作っていきます。河内先生のスタッフの久保さんによる1gの誤差がゆるされない管理のもと

作業がおこなわれました。

⑤エポキシ材を注入していき、充填確認のための穴からエポキシ材が溢れるのを確認後栓をします。

その日は実験成功と思われたのですが、

次の日、硬化確認後材料を裂いて孔内を確認すると

ところどころに充填不良が確認されました…

充填していくときのエア抜きが必要ということが判明しました。

梁部材の上端にエア抜き用の穴を開け、充填確認用の穴から液がこぼれた後に

エア抜き穴からも液を溢れさせる必要がある事が確認されました。

 

新しいことにチャレンジする場合には実験を重ねて

しっかり準備しなくてはなりません。

設計・構造・施工の3方向の視点から今も議論を重ね改良しているところです。

 

また進展がありましたらブログにてご報告させて頂ければと思います。

 

 

スキンケアにも余念がない河辺でした。