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シグマのブログ更新情報シグマの省エネ住宅①
こんにちは、伊藤です。
昨日から鈴木さんにテストハウスⅡの計測を頑張ってもらっていますが、
来週は3年前に完成した熊谷のお客様にご協力いただき、室内環境を計測させていただくことになりました。
計測するのはこちらのお宅です。
施工例→家族の形に寄り添う家
こちらのお宅、実はLCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅の設計手法を参考に、
一部を取り入れながら設計した、パッシブデザインを意識した住宅です。
LCCM住宅とは、建物が一生の間に排出するCO2を削減し、最終的に収支をマイナスにする住宅のことです。
LCCMを目指すために必須になってくるのが太陽光発電なのですが、こちらのお宅ではそこまではせず、
暮らしの中で省エネにつながるようなパッシブデザインを取り入れました。
そのパッシブデザインのひとつに、空間をひとつづきにする手法を取り入れています。
完全個室なのはトイレと玄関のみで、間仕切壁の一部や2階の床一部に格子を組み込み、空気の通り道をつくりました。
そのおかげか酷暑が続くこの夏も、基本的には2階フリースペースのエアコンを1台動かすだけで、過ごされているとのこと。
日中在宅で猛暑の場合のみ、1階LDKのエアコンを動かし、2階は止めてしまうそうです。
この反応は私たちの想定をはるかに上回るものでした。
取り入れたパッシブデザインが効果を発揮していることは大変うれしいですが、予想以上の効果なので、
人間の感覚だけでなく数字を使った検証を行おう、ということが今回の目的です。
検証結果はまたブログで更新していきます。
2020年には義務化される省エネ住宅。
その前にシグマの省エネを確立できるよう、研究に勤しんでいこうと思います。
まるで夏(休み)の自由研究だなあ、と少し懐かしい気持ちになった伊藤でした。