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シグマのブログ更新情報珪藻土
こんにちは、山田です。
昨日の朝、深谷市U様邸の現場に行ってきました。
内装はほとんど仕上がっていました。
こちらは2階ホールですが、天井を上げて明り採りを設けました。北側に向いた窓ですが、柔らかい光が入ってきて綺麗でした。
窓を設けてよかったなと思います。
そして昨日のメインは、珪藻土のパターン確認です。
シグマ建設では多くの家で漆喰を使わせていただいていますが、珪藻土も漆喰のように湿気を吸収する力があります。
漆喰のほうが珪藻土よりも調湿効果が高いということで、シグマからは漆喰をお勧めすることも多いのですが、珪藻土には漆喰では出せない風合いがあったりもします。
今回は、LDKに漆喰を使い、そこから繋がる和室に珪藻土を使います。
和室には京壁というまた別の左官材料を使うことも多いのですが
LDKからつながりのある和室だったので、明るい壁にしモダンな印象で仕上がるようにご提案させていただきました。
まずは施工前、下塗りが済んだ様子です。
左官屋さんが材を混ぜて、攪拌していきます。
今回は梨地仕上げという比較的フラットな仕上げと、ストリーム仕上げという鏝の動きを強めに出した仕上げの中間を目指しました。
初めに金鏝で押さえてから、その次にスタイロフォームの鏝を使って、くるくると跡を残していきます。
厚塗りだと動きが出ないようで、何度か塗り厚を調整。
跡を残すときの力加減も難しい・・・自分は見ていただけですが。
何度か試して、良い具合に跡が出てきたのでそれでお願いしました。
こういう感性に関わる部分を決めるときは本当に緊張します。。。
写真だとわかりづらいですが、アップで撮影したものです。
鏝の動きはほとんどわかりませんが、漆喰の金鏝押さえとは全く表情が異なるのがお分かりいただけると思います。
いつも同じ仕上げではなく、お客様の要望やテイストによって色々な仕上げを提案できるようさらに勉強していきたいです。
それを形にしていただける職人さんには本当に感謝です。
山田