お客様とは、除外申請前からのお付き合い。
いくつかあった候補地の中で、私が一番気に入った場所。
線路に近く音の問題も懸念された。しかしそれ以上に、東に向かって緩やかに下る農地の一面に青々と育っている野菜を目にした時、なんとしてもこの敷地に計画したいと思った。
申請手続き上色々なハードルを時間をかけてクリアし、この地に建築することが可能となった。
少しでも農地を残したいと考え、maxの500㎡を使うのではなく、建物・駐車場・庭スペースのバランスを考慮し敷地面積を決定した。

建築そのものは、いたってシンプルな考え。
形(片流れのシルエット)や色(白い外壁)、配置、平面立面の計画、その全てが敷地から自然と湧いてきた住宅である。