熊谷のペンシルビル
熊谷のペンシルビル
所在地 / 埼玉県熊谷市
建築設計 / シグマ建設
構造設計/ 川田知典構造設計
施工/ シグマ建設
写真/ 竹内吉彦
主要用途 / 事務所・店舗
構造・規模 / 木造3階建て(準耐火構造)
敷地面積 / 54.8㎡
建築面積 / 37.14㎡
延床面積 / 100㎡
熊谷駅前の16m道路と裏手住宅街の4m道路を繋ぐ
4m×14mの敷地に建つ鰻の寝床状のペンシルビルの計画。
1.2階はテナント決定後の工事としボード仕上(区画部分)を施し、
3階の事務所のみ内装設計を行っている。
コンパクトな敷地の手前側にファサードとしての階段を設け、
テナント面積を可能な限り確保する計画としている。
3.18m×12.7mの細長い平面に対し、今後隣接して建物が建つ可能性の
高い長手側ではなく、両通りに面した短手側を全面開口とする事で
明るさ・通風を確保しつつ、敷地の特徴を最大化するよう試みた。
階段平面をコンパクトにしつつ、天井高を確保する為
1F床を下げる事で各階の天井高は2.5m~3.8mと
開放的な断面計画を実現した。
住宅地に面した裏通りには、小さなショップや住宅が建ち、
前面の駅前通りとは異なった静かながらも魅力的で通りであった。
その為背面側の建具は全開放型の引戸として、
1階で通り抜けが出来、上階でも街の雰囲気が感じられる
作りとしている。
大通り側は、通りの反対側からの見上げの印象が強い敷地で有る事を踏まえ、
屋根面を勾配屋根とし、天井に木仕上を施す事で
ファサードの一部として感じられるよう設計した。