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シグマのブログ更新情報古民家-総集編
こんにちは、山田です。
先日、明日に見学会を控える深谷市U邸改修工事の現場に行って参りました。
内部は養生もはがれ、クリーニングも終えていました。
何度か関根のブログでもご紹介してきましたが、(よろしければこちらをご覧ください 古民家 古民家2 古民家3 古民家4)
今回仕上り編として、ビフォーアフターをしたいと思います!
遡る事、2年前の6月。
初めてU様邸の現地調査に伺いました。
その時の外観がこちらです。
築70年近く建つ2階建てのお宅で、瓦などには名字が入った立派なお宅でした。
当初は全て取り壊して新築を立てる予定でしたが、紆余曲折を経て改修工事を行うことになりました。
以前から紹介しているとおり内部も立派な欅の材がたくさん使われており、この躯体を生かしてのリフォーム。
柱などの構造を慎重に検討しながらの減築で、新築と違って間取りにも制限が出てしまうため、お客様のご希望を取り入れるのが難しい部分もありました。
(途中のスケルトンの状態。)
また、柱の径は現在と違い場所により様々であるため、1本1本関根と現場で測量を行ったり、梁のゆがみ等を現地で計測したり・・・
その柱に合わせて大壁で仕上げるためには、大工さんが下地を細かく調整しなければならなかったり・・・
とにかく、新築よりもはるかに手間のかかる作業だったと思います!
ですが関根や私はもちろん、現場で奮闘してくださった大工さんも、仕上がりを見てとても嬉しい気持ちになりました。
すごく綺麗に仕上がっていて・・・滅多にない経験が出来て本当によかったと思っています。
ここからは場所ごとのご紹介です。
まずは玄関。梁などを見せつつ、ドアや収納は新規で取り付けました。
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キッチン周り。
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神棚も古くからのものを移動して取り付けなおしました。
居間はフローリングに張替えました。建具は既存のものを補修して再利用しました。
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縁側の部分です。本棚を新規に取り付け、奥様の気持ちがいい読書スペースになりました。
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そして和室の様子。襖絵が職人さんの手によって生まれ変わりました。
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書院や床の間も既存のものを再利用しています。
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和室は、天井もそのまま表しで仕上げました。
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その他、既存の梁や柱が様々なところに出てきています。
普段このような現場は多くありません。
新築とは一味も二味も違い、大変な部分もありましたが、古民家に対するシグマ建設の挑戦(!?)をぜひご覧いただけたらと思います。
最後に生まれ変わった外観を・・・
山田