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シグマのブログ更新情報ホームページの改善3
皆様こんにちは、社長の小野です。
ホームページの改善・・・少し間が空いてしまい申し訳ございませんでした。
お盆明けからの1ヶ月は、シグマで設計施工のカフェの見学会、そしてオープンと、
スタッフ共々、その準備に追われておりました。
カフェのほうは先日9月13日に無事オープンとなり、シグマとしては安堵しております。
9月中はランチ営業のみですが、大変な賑わいとなっているようです。
カフェ関連ブログ→『The Shade Tree.』 完成見学会
さて、前回のブログ『ホームページの改善2』では、
「金額算定面積150㎡(約45坪)以下の2階建の住宅」14棟の金額について公開いたしました。
今回はピックアップした26棟中、150㎡以下に該当しなかった住宅についてまとめました。
金額算定面積が「150㎡(約45坪)を超える2階建の住宅」8棟と「平屋住宅」4棟についての分析です。
※「金額算定面積」については『ホームページの改善2』をご覧下さい。
まず、150㎡(約45坪)を超える2階建の住宅の平均値です。
金額算定面積が150㎡(約45坪)を超えるの2階建ての住宅(8棟) | ||
平均値 | 値の範囲 | |
建設費(税別) | 31,688,142円 | 27,493,905円~35,046,032円(50.08坪) |
金額算定面積 | 167.86㎡(50.78坪) | 152.85㎡(46.24坪)~187.11㎡ (56.60坪) |
坪単価(税別) | 624,028円/坪 | 550,294円/坪~699,801円/坪 |
この結果と前回分析した「150㎡(約45坪)以下の2階建の住宅」を比べると、金額算定面積の差は32.4㎡(約10坪)もあるのに、坪単価はさほど差がありません。
一般的に、住宅の面積が広くなるほど、坪単価は減少します。
理由として一番に挙げられることは、面積が広くなっても金額の張る住宅設備機器(キッチン、浴室、洗面台、トイレなどの水廻り機器)の必要な台数は同じだということです。
その金額を坪数で割るので、面積が広いほど分母の数字が大きくなり、坪当たりの単価は減少する傾向にあります。
そこで前回のブログでグループ分けをした3グループごとの住宅設備機器の総額を比較してみました。
設備機器工事費(キッチン、浴室、洗面台、トイレ、給湯機器など) | ||
平均値 | 値の範囲 | |
150㎡(45坪)以下の2階建ての住宅(14棟) | 2,904,002円 | 2,577,098円(42.00坪)~3,569,234円(38.06坪) |
150㎡(45坪)を超える2階建ての住宅(8棟) | 3,476,737円 | 2,751,602円(56.26坪)~4,531,555円(56.60坪) |
平屋住宅(4棟) | 3,091,851円 | 2,649,800円(35.68坪)~3,665,550円(35.12坪) |
45坪超えの住宅で1棟飛びぬけて高額なのですが(約450万)、この1棟を除くと、45坪超えのグループも3,611,195円(50.08坪)という数字が最高になります。
このように見比べてみると、値の範囲はどのグループも同じような数字の範囲内(約260万~360万)で納まっています。
この結果からも、先程も申し上げたように、坪数が大きいほど設備機器の坪当たりの単価は少なくなるということが分かります。。
また、設備機器はお客様それぞれが実際に様々なショールームへ行っていただき、自由に選んでいただきます。
お選びいただく機器のランクや仕様によって、金額にもバラつきが出てきます。
その仕様の金額の差が、値の範囲のおよそ100万円ということになります。
坪単価に差が出なかった理由としてもうひとつ、建物の形状が単純ではなくなるという点です。
これは3グループ全てに当てはまることなのですが、例えば吹抜けが大きかったり、中庭があったり、総2階でなく一部平屋だったり、
単純でなくなればなくなるほど、全体的に価格面でプラスの要素が増していきます。
それではここで、平屋住宅4棟についてまとめた表をご覧下さい。
平屋住宅(4棟) | ||
平均値 | 値の範囲 | |
建設費(税別) | 26,384,823円 | 23,511,271円~28,887,331円 |
金額算定面積 | 117.82㎡(35.64坪) | 103.07㎡(31.18坪)~133.51㎡ (40.39坪) |
坪単価(税別) | 740,315円/坪 | 695,876円/坪~822,532円/坪 |
やはり平屋住宅は坪単価が上がります。
45坪以下の2階建の住宅よりも10万ほどアップしています。
建設費と金額算定面積を比べてみると、建設費はほぼ変わらないですが、面積は平屋住宅の方が小さいことが分かります。
つまり、平屋住宅の方が割高になります。
様々理由がありますが、一番分かりやすい基礎工事費と屋根工事費で比べてみたいと思います。
基礎工事費 | 屋根工事費 | |||
平均値 | 値の範囲 | 平均値 | 値の範囲 | |
150㎡(45坪)以下の2階建ての住宅(14棟) | 1,658,260円 | 1,266,671円(34.93坪)~2,193,861円(42.50坪) | 1,123,250円 | 701,421円(39.53坪)~1,957,060円(43.43坪) |
150㎡(45坪)を超える2階建ての住宅(8棟) | 1,977,811円 | 1,690,635円(47.01坪)~2,334,446円(56.60坪) | 1,397,561円 | 988,290円(52.13坪)~2,446,036円(50.08坪) |
平屋住宅(4棟) | 2,115,178円 | 1,833,622円(31.18坪)~2,263,624円(35.12坪) | 1,642,022円 | 1,369,800円(35.68坪)~2,293,340円(31.18坪) |
この表から平屋住宅が割高になってしまう理由が一目瞭然です。
単純に同じ面積であれば、平屋住宅は総2階の住宅と比べ、基礎工事も屋根工事も2倍の面積を施工することになります。
基礎工事は特に、値の範囲を見比べると、45坪以下の住宅の最低値が34.93坪で1,266,671円に対して、
平屋住宅の最高値が35.12坪で2,263,624円となります。
同程度の面積でおよそ2倍近くの価格差となります。
同じグループ内でも建物の形状や、屋根工事だと使用する屋根材によっても価格差は出てきます。
以上の点が平屋住宅や、複雑な形状をした建物が割高になってしまう理由です。
今回の結果から建物の形状で分類し、分析してみることも一理あることがつかめました。
今回はここまでですが、次回ご報告できるよう、分析を進めたいと思います。
『ホームページの改善2』と今回の分析ではっきりとしたことは、
2階建て住宅 60万~65万円/坪
平屋住宅 70万~75万円/坪
※税抜き価格
※インフラ・浄化槽工事費、地盤改良工事費、外構工事費を除く
これまで施工させていただいたお客様のデータベースとなりますので、
この数字が全てというわけではありません。
先にもお話しましたが、建物の形状や、お選びいただく仕様で左右される数字になります。
ひとつの目安として、受け取っていただけると幸いです。
社長の小野でした。