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シグマのブログ更新情報古民家4
こんにちは。関根です。
古民家改修工事もいよいよ終盤です。
木工事がもう少しで完了します。
解体前の和室襖です。襖には日本画が張ってあります。
この絵は大正~昭和初期の瀧脇晴華と言う画家さんのものでした。明治時代の奥原晴湖の最後の弟子とのことです。
施主様に聞いたところ、晴華はこのお宅に住み込みで絵を描いていたみたいです。
この襖をどうやって再利用するか、施主様と表具屋さんと現場で打ち合わせをしました。
実際に襖を入れてみます。
振りはそのまま生かし、絵だけを剥がして張り替えることにしました。
表面に保護のビニールが張ってあり、これを剥がします。修復後はもちろんビニールは張りません。
和紙の裏の裏紙を剥がします。袋張りのため、全面にはのりはついていません。
表具屋さんに持ち帰ってもらい、新たに張りなおしてもらいます。完成が楽しみです。